タイトル ジャック日記
刊行日 2017年10月
著者 木村 かほる
定価 1300円+税
ISBN 978-4892194368
Cコード 0095
ページ数 128ページ
判型 四六
製本 並製
  • 内容

    90歳をこえたら、母がジャックになっちゃった!
    ワシ――「デイサービス行ったらお風呂入れるよ」
    ジャック――「イヤだよ」「ウナギ食べたい」
    画家の娘から見た、笑いありケンカありの92歳の母、介護絵日記。

    「母は、淡々とごく普通に女の人の人生を歩んでおりましたが、長~い時を経て、90歳を迎える頃、突然にと言いますか、いつの間にかジャックになっていたのでした。
    本人にジャックって何者? と聞くと「イタズラボウズ」という答えが返って来ました。
    数年前、モナコ王室にジャックとガブリエラという男女の双子の赤ん坊が生まれました。今は少年の面影も宿る凛々しいジャック王子ですが、赤ん坊の頃いつもガブリエラにちょっかいを出している姿が宇宙人ぽくて、妙に訳知り顔のおじいさんのようでもありました。
    モナコ王室に対しましてはたいへん恐縮ですが、そんな王子様のおでこと雰囲気が、妙にうちの『ジャック』と重なって、ジャック日記が始まってしまいました」(「まえがき」より)

    田村セツコさん、おすすめ。
    「ジャックは超えていく。自由というごちそうを両手にたっぷりかかえて」

  • 著者紹介

    木村かほる
    埼玉県生まれ。日本大学芸術学部美術科卒業。スペースユイにて1981年より個展を多数開催する。児童書に『バビちゃんのおひっこし』(偕成社)、『ねこのグルメとまほうつかい』(文・西内ミナミ、国土社)、『しろいライオン』(文・あまんきみこ、理論社)、世界の神話絵本「ギリシャ」『アルテミス物語』(文・舟崎克彦、ほるぷ出版)、『大きくてもちっちゃい かばのこカバオ』『まだまだちっちゃい かばのこカバオ』『ひっこしをした かばのこカバオ』(文・森山京、風濤社)他、多数の挿絵などを手がける。