タイトル 子どものむし歯予防は食生活がすべて
サブタイトル 4人の子どもの歯を磨かせなかった歯科医の話
刊行日 2017年11月25日
著者 黒沢 誠人 (著), 幕内 秀夫 (著)
定価 1400円+税
ISBN 9784892194382
Cコード 2077
ページ数 176
判型 四六
製本 並製
  • 内容

    「歯磨き」ではなく、「なに」を「どう」食べるか。
    「歯磨き」ではなく、「なに」を「どう」食べるか。

    「歯磨きがむし歯の予防になるのだろうか?」と疑問を持った歯科医が自分の子どもたちに歯磨きをさせない実験を試みた。
    すると、むし歯ができなかった!
    そこから導き出されたのは「なに」を「どう」食べるか――。
    『粗食のすすめ』で、日本の伝統食の素晴らしさを世に問い、昨今の「工業食化」に警鐘を鳴らす幕内秀夫氏とタッグを組み、食生活の見直しこそ「むし歯」をなくし、ひいては子どもの調和の取れた健康を守る。現場からのリポートと提言。
    すぐに始められる「実践に役立つQ&A」付。

    【むし歯予防3箇条】
    1. おやつは時間を決める
    2. 夕食前の1時間は飲食しない
    3. 甘い飲み物を冷蔵庫に買い置きしない

    西田亙氏(にしだわたる糖尿病内科 院長)推薦!
    「伝統食から工業製品となった食生活が、この国を蝕み、将来に暗い影を落とす。黒沢家の『歯を磨かない実験』は、時代を超えて語り継がれる仕事になるでしょう」

  • 著者紹介

    黒沢/誠人
    1962年埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。東京医科歯科大学歯学部卒業。勤務医を経て1990年埼玉県熊谷市にくろさわ歯科医院開設。母校の歯科医学教育にも深く参画しDawson Pankey Study Groupを主宰する

    幕内/秀夫
    1953年茨城県生まれ。東京農業大学農学部卒業。専門学校の講師を勤めるが、山梨県の長寿村棡原と出会い、欧米模倣の栄養教育に疑問を持ち退職。その後、伝統食と健康の研究を行う。帯津三敬病院、松柏堂医院などの医療機関で約30年間、食事相談を行う。現在、フーズ&ヘルス研究所代表。企業の社員食堂、保育園、幼稚園の給食指導などを行う。通信講座「小児食生活アドバイザー養成講座」、セミナー「歯科医療における小児の食事指導」などを主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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  • 目次

    第1章 4人の子どもの歯を磨かせなかった歯科医の話 子どものたちに歯磨きをやめさせてみた/もとは「歯磨き至上主義」/「100%歯磨き道場」で必死のトレーニング/幕内先生との出会い/1人あたりの年間100キロの米を食べる/伝統食はすごい?/むし歯ができるメカニズム/何を食べるかより、どう食べるか/むし歯ができないからあごが大きくなる/むし歯を防ぐ方法はたった3つ/むし歯予防3か条①おやつは時間を決める②夕食の前1時間は飲食しない③甘い飲み物を冷蔵庫に買い置きしない/大人も子どもも歯磨きは必要なし?/子どもも口腔ケアの意識向上のために歯磨き/買い食いをはじめてむし歯ができた/甘い飲みものの常飲で骨がスカスカ/広まりにくいスポーツ飲料の害/伝統食その後
    第2章 子どものむし歯予防は食生活がすべて おやつだけが問題なのでしょうか?/食事指導抜きの咀嚼のすすめ/「工業製品」を食べるようになった/輸入小麦は加工しやすい/パンはシンプルだった/パンは複雑になった/カタカナ主食の増加/カタカナ主食はマヨケソが合う/カタカナ主食には清涼飲料水/カタカナ主食はダラダラ食いになりやすい/食の工業化はドラッグ化/砂糖と油は最強の組み合わせ/ドラッグフードは大げさか/今、何をするべきか?/食生活の問題点は6つ/子どもの食事を見直すのは難しくない/子どもは見ている/子どもの臭いものを嫌う/苦いものは苦手/食生活の具体的は「提案」/70点を目指す食生活 6つの提案/30%の提案
    第3章 実践に役立つQ&A 「甘いお菓子」を食べてもきちんと歯磨きすればいい?/歯磨きはどれくらいすればいい?/むし歯は遺伝しますか?/和食は手間がかかりませんか?/たんぱく質不足になりませんか?/「甘いお菓子」に慣らしてしまいました/どんなパンでもだめですか?/野菜嫌いでこまっています/お茶を飲んでくれません