タイトル ファントマ
刊行日 2017年7月
著者 ピエール・スヴェストル (著), マルセル・アラン (著), 赤塚敬子 (翻訳)
定価 2500円+税
ISBN 978-4892194344
Cコード 0097
ページ数 436ページ
判型 四六
製本 並製
  • 内容

    二〇世紀初頭パリ……神出鬼没の百面相。変装の名手ファントマの真の姿を見たものはいない! すべての極悪犯罪にファントマの影を感じ、敏腕ジューヴ警部が追う――。物語は常識を軽く越え、夢幻的な雰囲気すら漂う犯罪の一大博覧会と化す。 バットマンをはじめ、すべての仮面の悪党の元祖アイコン! 1910年代にフランスを熱狂させた32巻まで続いたベストセラー大衆小説。ファントマデビュー作をここに完訳。ファントマを偏愛する横尾忠則氏装幀。

  • 著者紹介

    スヴェストル,ピエール
    1874‐1914。フランスのジャーナリスト、小説家。弁護士資格を持つも早くに文筆家に転じ、イギリスへの遊学経験を生かして自動車産業とモータースポーツの分野における草分け的ジャーナリストとして活躍。大著『自動車の歴史』(1907)の執筆、自動車業界誌の立ち上げ、各種モータースポーツ大会の開催等に尽力。社交界の士でもあった。秘書として雇ったアランとファントマ・シリーズのほか数作を共作する。1914年スペイン風邪で早逝

    アラン,マルセル
    1885‐1969。フランスのジャーナリスト、小説家。代訴士見習いとして法曹界を目指すがジャーナリストに転じる。スヴェストルの秘書兼ゴーストライターとして文筆活動を開始し、彼の共作者となる。スヴェストルの死後は単独で新聞、雑誌等の記事、小説を多数執筆。ファントマ・シリーズの続編他の大衆小説シリーズで人気を博した。生涯で著作は400作あまりにのぼる

    赤塚/敬子
    1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 編集者コメント

    20世紀初頭パリ…神出鬼没の百面相。怪人ファントマVSジューヴ警部1910年代フランスを熱狂させた犯罪大衆小説、ここに完訳。