タイトル 世を騒がす嘘つき男
サブタイトル 20世紀英国モダニズム小説集成 英国モダニズム短篇集
刊行日 2014年12月
著者 井伊 順彦 (編集, 翻訳), 今村 楯夫 (翻訳)
定価 3200円+税
ISBN 978-4892193903
Cコード 0097
ページ数 320ページ
判型 四六
製本 上製
  • 内容

    第一次世界大戦勃発から100年!
    戦争、恋愛、サロン、愛書家、ミステリ……。
    いまだ勢力を誇る英国の、不安な足音のなかに味わうモダニズムの精華!
    華やかなりし英国、純文学から探偵小説までの、珠玉の13作家15篇、
    本邦初訳の短篇アンソロジー!
    〈20世紀英国モダニズム小説集成〉シリーズ 第3弾!

  • 著者紹介

    井伊順彦(いい・のぶひこ)
    早稲田大学大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者。編書に『自分の同類を愛した男』(風濤社)、訳書にG.K.チェスタトン『法螺吹き友の会』(論創社)、バーバラ・ピム『なついた羚羊』(風濤社)など。英国ジョウゼフ・コンラッド協会、英国バーバラ・ピム協会、英国トマス・ハーディ協会各会員。

    今村楯夫(いまむら・たてお)
    ニューヨーク州立大学大学院博士課程修了。東京女子大学名誉教授、日本ヘミングウェイ協会顧問。著書『ヘミングウェイの言葉』(新潮新書)、『ヘミングウェイと猫と女たち』(新潮選書)、『自分の同類を愛した男』『世を騒がす嘘つき男』(共訳、風濤社)他多数。

  • 目次

    【収録作品】
    1 バロネス・オルツィ「赤いカーネーション
    2 サキ「和解の供物」
    3 サキ「人間動物園」
    4 サキ「運命の女神」
    5 フォード・マドックス・フォード「世を騒がす嘘つき男――ある戦時下の物語」
    6 パーシー・ウィンダム・ルイス「フレンチプードル」
    7 レナード・メリック「パリの審判」
    8 G・K・チェスタトン「ある無政府主義者の宗旨替え」
    9 ジョン・バカン「フルサークル」
    10 オルダス・ハクスリー「書店」
    11 ヴァージニア・ウルフ「ともにいて、遠く離れて」
    12 R・オースティン・フリーマン「不思議な宝石箱」
    13 ヒュー・ウォルポール「ミスター・オディ」
    14 ドロシー・L・セイヤーズ「ビターアーモンド――モンタギュー・エッグの物語
    15 グラディス・ミッチェル「デイジー・ベル」