タイトル | 迦夜と迦羅の物語 少年とふたりの飛天 |
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刊行日 | 2016年5月 |
著者 | 宇佐美 陽一 (著), としくら えみ (イラスト) |
定価 | 1800年+税 |
ISBN | 978-4892194160 |
Cコード | 0095 |
ページ数 | 64ページ |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
3.11以降の子どもたちへ──
希望の光と歌を届ける少年とふたりの天使の物語
シュタイナー哲学を伝える二人による次世代への祈りのコラボレーション
耳の遠い少年
亡くなった父の植えた松に
毎日まいにち、川から汲んだ水をかけていた。
その様子を見ていた、ふたりの天使が少年に奇蹟を起こす……
「東日本大震災と福島の原発事故の喪失感の中で、画家・としくらえみさんと出会った。私たちはこどもたちや心あるおとなたちになにか新しい物語を書きたいと願い、語り合った。未来のこどもたちのために、タルコフスキーの映画『サクリファイス』の続きの物語を書こうと。それはまだ小さいが自分の中の確かな使命であり、彼から教えられた〈失わぬ光〉に向かうことだった」
(宇佐美陽一「あとがき」より)
宇佐美 陽一(うさみ・よういち)
ドイツ・Stuttgart Eurythmeum卒業後、舞台グループメンバー ハンブルグ音楽ゼミナール、オイリュトミスト養成クラス講師、崇城大学芸術学部教授(熊本)、中村学園短期大学非常勤講師(福岡)、親子劇場創造団体「山の音楽舎」作・作曲・演出、九州・沖縄作曲家協会、日本こども学会会員、文化センター講師。
【作曲】
オーケストラ曲から室内楽・ソロ曲、および劇場音楽、作曲個展4回
【オイリュトミー舞台】
ヨーロッパ・日本各地で約400公演(創作舞台)
【招待出演】
ハンブルク現代音楽祭、セイナヨキ現代音楽祭、バルトーク音楽週間、グバイドゥーリナ・ホソカワ音楽週間、シアター・オペラ「砂」、演劇「ハムレッ
ト・マシーン」
【著書】『身体造形思考ノート』(花書房)、CDブックレット『音楽は聴いている』(ハニー・ビーズ・アーツ)、VHS『Zwischen Zeiten』、DVD『デンハーグ・オイリュトミーフェスティヴァル』(Urlach Haus)、楽譜『石の百合に ライア・アンサンブルのための』
としくら えみ
東洋英和女学院短期大学・保育科卒業後、幼稚園勤務。その後ドイツのシュタイナー幼稚園にて研修し、ゲーテアヌム絵画学校にてシュタイナーの色彩理論に基づく水彩画を、マルガレーテ・ハウシュカシューレにて芸術療法を学ぶ。ぬらし絵と手仕事のクラス「キンダーライム」・書道クラス「深栗」主宰。
【著書】
『魂の幼児教育~私の体験したシュタイナー幼稚園』『子ども・絵・色~シュタイナー幼児教育の中から』『ちいさな子のいる場所~妊娠・出産・わたしの家のシュタイナー教育』(イザラ書房)、『キンダーライムなひととき』(クレヨンハウス)