タイトル | 街道手帖 |
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刊行日 | 2014年8月 |
著者 | ジュリアン グラック (著) 永井 敦子 (翻訳) |
定価 | 3200円+税 |
ISBN | 978-4892193842 |
Cコード | 0097 |
ページ数 | 368ページ |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
ノートに綴られた覚書から、80歳を超えたグラックが編んだ188篇の断章。風景をつなぐ街道、夢の街道、記憶の街道、読書や芸術の街道…地理学者としての客観的な目、詩人としての幻想的ポエジー。各断章が響きあい絡む、紀行文的、回想録的、文学論的エッセイ。
グラック,ジュリアン
フランスの小説家、詩人、批評家。本名ルイ・ポワリエ。1910年仏西部、ロワール川沿いサン=フローラン=ル=ヴィエイユ生まれ。ナントとパリで学び、1930年高等師範学校入学地理学専攻。1934年高等教育教授資格取得。ナント及びカンペールのリセ勤務。1938年処女作『アルゴールの城にて』刊行。1939年第二次世界大戦開始直前アンドレ・ブルトンに初めて面会。1940年ダンケルク近郊で捕虜、翌年解放。1942‐46年カン大学地理学助手。1947‐70年パリのリセ・クロード・ベルナールの地歴教師。2007年12月22日老衰のため死去
永井/敦子
1961年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程中退。フランス、アンジェ大学文学博士(博士論文『ジュリアン・グラックと戦争』)。現在、上智大学文学部教授。おもな研究領域は20世紀フランス文学、特にシュルレアリスム、サルトル、マルローなど