タイトル ニーチェと女性たち
刊行日 2015年8月
著者 キャロル ディース (著) 眞田 収一郎 (翻訳)
定価 4200円+税
ISBN 978-4892194016
Cコード 1010
ページ数 362ページ
判型 四六
製本 上製
  • 内容

    妹と愛憎半ばのニーチェ
    母性溢れる人妻に惹かれるニーチェ
    ルー・ザロメにこっぴどい失恋を味わうニーチェ

    女嫌いを任じられるニーチェが、当時勃興したフェミニストから
    なぜ自由の手助けをしてくれると思われたのか。
    ドイツ表現主義の女性作家たちがこぞって、
    なぜニーチェによりどころをみたのか。
    そのルーツは女系家族にあるのか?

    ニーチェを知る家族・女友達から、ニーチェの影響を受けた
    アヴァンギャルド芸術、女性解放運動にまで踏み込んで論じられる
    ニーチェ研究の新たな地平を開く好著。
    19世紀末~20世紀初頭の女性のあり方を知る上にも有効の書。

  • 著者紹介

    ディース,キャロル
    1943年生まれ。専門はヨーロッパのフェミニズムとニーチェ思想。1973‐97年ロンドンのミドルセックス大学で教鞭を執る。1989年『フリードリヒ・ニーチェ協会』共同設立者

    眞田/収一郎
    昭和15年東京都に生まれる。慶應義塾大学文学部卒(哲学専攻)。主に九州大学と日本大学で教鞭を執る。現在、ニーチェを中心にした翻訳に従事

  • 目次

    第1部(家族と友人たち
    ニーチェと永遠に女性なるもの
    ニーチェと「新しい(めざめた)女性」)
    第2部(創造的な女性たちに与えたニーチェの影響
    ニーチェと女性フェミニストたち)