タイトル | パリのサタン |
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刊行日 | 2015年1月 |
著者 | エルネスト・ド・ジャンジャンバック (著), 鈴木雅雄 (翻訳, 解説) |
定価 | 2800円+税 |
ISBN | 978-4892193897 |
Cコード | 0097 |
ページ数 | 252ページ |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
破戒僧、ここに現る! シュルレアリスムかキリスト教か? ダリの偏執狂と、ペレの破天荒さをあわせもつシュルレアリスム最大の奇人
1903-1979フランスの作家。1903年、ロレーヌ地方のグリュエー=レ=シュランスに生まれた。幼いころから一貫して宗教教育を受け、パリで神学生となるが、1925年、女優とのスキャンダルが持ち上がり放校、鬱状態だった時期にシュルレアリスムを発見し、ブルトンらに接近した。すぐにグループの活動からは離れたが、終生シュルレアリスムを意識し、キリスト教とのあいだで揺れ続けた。シュルレアリスムに近かった時期に書かれた本書『パリのサタン』(1927)から、第二次世界大戦後の自伝的小説『ユダ、あるいはシュルレアリスムの吸血鬼』(1948)や小説的自伝『悪魔的体験』(1949)にいたるまで、常に現実と虚構の境が見分けられない特殊なスタイルで、ひたすら自らのファンタスムを文章化していった。次第にオカルティズム的傾向を強め、黒ミサを昇華した「金のミサ」を夢見るようになる。1979年没。