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四六判上製
368ページ
2014年8月発行
本体3,200円
ISBN978-4-89219-384-2


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街道手帖
ジュリアン・グラック 著/永井敦子 訳・解説

シュルレアリスト、地理学者、詩人、小説家——
グラック最後の著作!

ノートに綴られた覚書から、80歳を超えたグラックが編んだ188篇の断章。
風景をつなぐ街道、夢の街道、記憶の街道、読書や芸術の街道……
地理学者としての客観的な目、詩人としての幻想的ポエジー、
各断章が響きあい絡む、紀行文的、回想録的、文学論的エッセイ。

「この本の街道は、もちろん地上の風景を横切りつなぐ街道である。それはときには夢の街道であり、記憶の街道でもある。その記憶は私の記憶であるが、集合的な記憶、ときにはそのもっと遠いもの、すなわち歴史でもある。だからこの街道は、読書や芸術の街道でもある」(ジュリアン・グラック)

〈シュルレアリスムの本棚〉第三回配本!

ジュリアン・グラック/Julien Gracq 1910-2007
フランスの小説家、詩人、批評家。本名ルイ・ポワリエ。
1910年仏西部、ロワール川沿いサン=フローラン=ル=ヴィエイユ生まれ。ナントとパリで学び、1930年高等師範学校入学地理学専攻。1934年高等教育教授資格取得。ナント及びカンペールのリセ勤務。
1938年処女作『アルゴールの城にて』刊行。1939年第二次世界大戦開始直前アンドレ・ブルトンに初めて面会。1940年ダンケルク近郊で捕虜、翌年解放。1942-46年カン大学地理学助手。1947-70年パリのリセ・クロード・ベルナールの地歴教師。1951年小説『シルトの岸辺』でゴンクール賞受賞拒否騒動を起こす。キャリアの前半は小説等フィクション、後半は断章集を主にものした。
主な著書『アンドレ・ブルトン』(1948)、『森のバルコニー』(1958)、断章集『花文字』(1967)、『半島』(1970)、文学論集『読みながら書きながら』(1980)他。1992年最後の著作『街道手帖』刊行、2007年12月22日老衰のため死去。

永井敦子(ながい・あつこ)
1961年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程中退。フランス、アンジェ大学文学博士(博士論文『ジュリアン・グラックと戦争』)。現在、上智大学文学部教授。おもな研究領域は20世紀フランス文学、特にシュルレアリスム、サルトル、マルローなど。
訳書にグラック『アンドレ・ブルトン 作家の諸相』(人文書院、1997)、『ひとつの町のかたち』(書肆心水、2004)、著書に『クロード・カーアン』(水声社、2010)他。
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