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四六判上製
256ページ
2015年1月発行
本体2,800円
ISBN978-4-89219-389-7


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パリのサタン
エルネスト・ド・ジャンジャンバック(著)/鈴木雅雄(訳・解説)

破戒僧、ここに現る!
シュルレアリスムかキリスト教か? 
ダリの偏執狂と、ペレの破天荒さをあわせもつ
シュルレアリスム最大の奇人

神話か自伝か? 自殺、誘惑、瀆聖、蘇り、サバト、黒ミサ……。
私を拐かす黒人姿のサタン、ジャン神父、モン=サン=ミシェル大修道院長。ジャズの響きに、映画のモンタージュのごとく虚構と現実が錯綜する奇書!
「サタンはパリにいる」

序文 アンドレ・ブルトン。〈シュルレアリスムの本棚〉第四回配本!

エルネスト・ド・ジャンジャンバック/Ernest de Gengenbach 1903-1979
フランスの作家。1903年、ロレーヌ地方のグリュエー=レ=シュランスに生まれた。幼いころから一貫して宗教教育を受け、パリで神学生となるが、1925年、女優とのスキャンダルが持ち上がり放校、鬱状態だった時期にシュルレアリスムを発見し、ブルトンらに接近した。すぐにグループの活動からは離れたが、終生シュルレアリスムを意識し、キリスト教とのあいだで揺れ続けた。
シュルレアリスムに近かった時期に書かれた本書『パリのサタン』(1927)から、第二次世界大戦後の自伝的小説『ユダ、あるいはシュルレアリスムの吸血鬼』(1948)や小説的自伝『悪魔的体験』(1949)にいたるまで、常に現実と虚構の境が見分けられない特殊なスタイルで、ひたすら自らのファンタスムを文章化していった。
次第にオカルティズム的傾向を強め、黒ミサを昇華した「金のミサ」を夢見るようになる。1979年没。

鈴木雅雄(すずき・まさお)
1962年、東京生まれ。シュルレアリスム研究。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻退学。パリ第7大学文学博士。早稲田大学文学部教授。
著書・編著書として、『シュルレアリスムの射程』(編著、せりか書房、1998)、『文化解体の想像力─シュルレアリスムと人類学的思考の近代』(共編著、人文書院、2000)、『シュルレアリスム、あるいは痙攣する複数性』(平凡社、2007)、『ゲラシム・ルカ─ノン=オイディプスの戦略』(水声社、2009)、『マクシム・アレクサンドル──夢の可能性、回心の不可能性』(水声社、2012)など。訳書として、サルバドール・ダリ『ミレー《晩鐘》の悲劇的神話』(人文書院、2003)、バンジャマン・ペレ『サン=ジェルマン大通り一二五番地で』(風濤社、2013)など。
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社