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四六判上製
368頁
2015年8月発行
本体4,200円
ISBN978-4-89219-401-6


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ニーチェと女性たち 鞭を越えて
キャロル・ディース(著)/眞田収一郎(訳・解説)

女嫌いニーチェ――にもかかわらず、なぜニーチェのもとに殺到するのか。
妹エリーザベトとの愛憎、ルー・ザロメとの失恋の痛手、表現主義芸術家、女性解放運動フェミニストたち……。
実際にニーチェと交流のあったものから、ニーチェの人を「自由」にする思想に共鳴した作家・美術家やフェミニストまで、ヴィルヘルム皇帝時代の家父長的な社会の女性たちを論じる、ニーチェ思想、芸術、フェミニズムを横断する一書。ニーチェが交流し、また影響を与えた40数名の女性。

【目次】

第一部

第一章 家族と友人たち
ニーチェの家庭の女性たち
エリーザベト・フェルスター=ニーチェ
ゾフィー・リッチュル
コージマ・ヴァーグナー
マリー・バウムガルトナー
ルイーゼ・オト

第二章 ニーチェと永遠に女性なるもの
ルー・アンドレス=ザロメ
ニーチェとルー・ザロメ―かれらの「恋愛事件」
育成
ニーチェとルー・ザロメと鞭
女性の本質問題におけるニーチェとルソー

第三章 ニーチェと「新しい(めざめた)女性」
マルヴィーダ・フォン・マイゼンブーク
メータ・フォン・ザーリス
レーザ・フォン・シルンホーファー
ヘレーネ・フォン・ドゥルスコヴィツ

第二部

第四章 創造的な女性たちに与えたニーチェの影響
パウラ・モーダーゾーン=ベッカー
ニーチェとミュンヘンと女性たち
ガブリエレ・ミュンター
マリアンネ・ヴェレフキン
フランチスカ・ツー・レーヴェントロー
保守派の女流作家たち
ラウラ・マルホルム
ガブリエレ・ロイター

第五章 ニーチェと女性フェミニストたち
〈ドイツ婦人団体連合(BDF)〉の発展
ヘートヴィヒ・ドーム
ヘレーネ・ランゲ
リリ・ブラウン
ヘレーネ・シュテッカー

結び

訳者解説

キャロル・ディース Carol Diethe
1943年生まれ。専門はヨーロッパのフェミニズムとニーチェ思想。1973-97年ロンドンのミドルセックス大学で教鞭を執る。1989年『フリードリヒ・ニーチェ協会』共同設立者。著書に『解放に向けて 19世紀のドイツの女性作家たち』『ドイツのフェミニストの創始者の人生と仕事 ルイーゼ・オト=ペータース1819-1895』『ニーチェ思想の歴史事典』『ニーチェの妹と力への意志 エリーザベト・フェルスター=ニーチェ伝』『ニーチェ思想のA to Z』など。

眞田収一郎(さなだ・しゅういちろう)
昭和15年東京都に生まれる。慶應義塾大学文学部卒(哲学専攻)。主に九州大学と日本大学で教鞭を執る。現在、ニーチェを中心にした翻訳に従事。主な訳書にE.プファイファー編『ニーチェ・レー・ルー 彼等の出会いのドキュメント』、G.スタック『ニーチェ哲学の基礎 ランゲとニーチェ』、M.モンティナーリ『全集編者の読むニーチェ グロイター版全集編纂の道程』(ともに未知谷)、『ニーチェの手紙』(茂木健一郎編、ちくま学芸文庫)、ヘルマン・マローン『日本と中国』(雄松堂)、アーサー C. ダント『哲学者としてのニーチェ』(風濤社)などがある。

【訳者関連本】
アーサー C. ダント(著)/眞田収一郎(訳・解説)『哲学者としてのニーチェ』
眞田収一郎(著)『力への意志 ニーチェ肉体論』
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社