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四六判上製
256ページ
2018年7月発行
本体2,800円
ISBN978-4-89219-450-4


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戊辰戦争後の青年武士とキリスト教──仙台藩士・目黒順蔵遺文
目黒順蔵・目黒士門(著)/目黒安子(編)

幕末に仙台藩士の家に生まれ戊辰戦争に参加。
激動の時代にカトリックに出会い、
博愛の精神、また最先端の西洋知識を身につけ、
医者として市井の貧しい人びとに寄り添った
ラストサムライ目黒順蔵。

関東大震災で灰燼に帰したとされる順蔵の文章を発見。

そこには、戊辰戦争参戦記、松島への旅行記、
あるいは洗礼を受けた順蔵と排耶論者との対決記、詩文等々
江戸〜明治〜大正と激動の時代に生きた、生の声が記されていた。
順蔵の遺文から日本近代化の源流、維新後のカトリック宣教黎明期を探る。

【目次】
まえがき………目黒士門

◎第一部 目黒順蔵とその時代………目黒士門

◎第二部 目黒順蔵遺文………目黒順蔵
・勿来関を游覧すたる紀事
・游塩浦記
・游松島記
・戊辰の役兵士となりて白河方面へ派遣せられたる紀事
・義子を罷めたる紀事
・仙台藩政を歎ず
・道は人間の大典なり
・神奈川小学校に勤務中伯兄の逝去に遭遇すたる紀事
・本覚寺に於て僧侶と議論すたる紀事
・古川病院を辞して田代に赴きたる理由の紀事
・金華山を游覧すたる紀事
・詩鈔

◎第三部 『処世之誤 一名 誡世痴談』………目黒順蔵

あとがき………目黒安子

目黒順蔵(めぐろ・じゅんぞう)1847-1918)
仙台藩士の家に生まれる。15歳で仙台藩校養賢堂漢学部で学ぶ。21歳で戊辰戦争に参戦。24歳で東京・築地のマラン塾にてフランス語とカトリックに出会う。済生学舎で医学を学び医師免許を取得。32歳で仙台に戻り地域医療、青少年指導に尽力する。宮城病院勤務、古川病院長を経て再び仙台で開業する。59歳で再度上京し八王子病院長。71歳没。

目黒士門(めぐろ・しもん)1933-2015
大阪生まれ。東北大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程修了。元小樽商科大学、岩手大学、東洋英和女学院大学教授。『現代フランス広文典〈改訂版〉』(白水社、2015)など、フランス語関係著作多数。

目黒安子(めぐろ・やすこ)
1935年仙台生まれ。東北大学文学部フランス語フランス文学科卒業。元アレン国際短期大学教授・学長、頌美学園理事長。『みちのくの道の先──タマシン・アレンの生涯』(教文館、2012)など。
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