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四六判変上製
224ページ
2015年10月発行
本体2,200円
ISBN978-4-89219-402-3


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風の湧くところ
中村邦生(著)

夢の中の寺田寅彦は「すっぽんが鳴く」という――
大輪の向日葵を投擲する老婆――
殺し屋からの間違い電話――
少年時代の不思議な望遠鏡――
若かりし独身の母と入れ替わる わたし――

旺盛な好奇心が呼び寄せる〈不思議の断章(フラグメント)〉。
少年時代のノスタルジー、あるいは日常の陰影、または夢の奔流……。
エッセイか? 小説か? ショートストーリー19篇。
カバーに丸い穴があき、空が覗く装幀もユニークな、中村邦生最新短篇集。


【目次】

I
残景
 駅/断層/自転車/断崖の時間/山の記憶/小さな渦

II
ボルヘスの自画像、そしてジョン・ケージの、さらに……
中軽井沢・桔梗が丘別荘地3―B区画をK氏は買わなかった
マンソンジュ氏の日本滞在―忘却に抗して
契約

III
狸の死骸
安定走行
姫りんご
帰路
インド更紗の漂流
真夏の楽興

IV
向日葵と老女
イグアナの耳
林檎の来歴
買いそこねた望遠鏡
川辺の境界

V
こずえの風
マーク・ロスコへ
 表皮体感/オレンジ色のセーター/ブルー・オン・ダークブルー
たまさか

中村邦生(なかむら・くにお)
1946年東京都生まれ。作家。大東文化大学文学部で比較文学、英米文学、文章制作法などの講座を担当。
http://www.nakamurakunio.com
主な著作
・『月の川を渡る』(芥川賞候補作「ドッグウォーカー」収録、作品社)
・『風の消息、それぞれの』(芥川賞候補作「森への招待」収録、作品社)
・『チェーホフの夜』(『文學界』新人賞受賞作「冗談関係のメモリアル」収録、水声社)
・『転落譚』(水声社)
・『〈虚言〉の領域―反人生処方としての文学』(ミネルヴァ書房)
・『書き出しは誘惑する』(岩波書店)
・『生の深みを覗く』〈編著〉(岩波書店)
・『この愛のゆくえ』〈編著〉(岩波書店)
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社