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四六判上製
480ページ
2014年3月発行
本体3,200円
ISBN978-4-89219-379-8

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スキタイの騎士
フランティシェク・クプカ 著/山口巖 訳・解説

チェコの民衆の胸を熱くさせる栄光の記憶――
円卓の騎士、十字軍の遠征、オーストリア継承戦争、あるいはチェコの英雄、カレル4世、ルドルフ2世……
ヨーロッパに果たしたチェコの歴史の波に、不老不死、悪魔との契約、また運命のロマンスが語られる、ナチス占領下に、誇りを取り戻すべく書かれた16篇の物語。
好評の『カールシュタイン城夜話』の姉妹篇、クプカ歴史物語小説、第二弾!

「私は作家の力が及ぶ限りチェコの過去への窓を、そして同時に閉じられている広い世界への窓を開くことが、自分の責務だと考えていた――」(クプカ)

フランティシェク・クプカ/Frantisek Kubka 1894-1961
1894年プラハ生まれ。散文作家、詩人、劇作家、文学史家、翻訳家であり、かつチェコで最も才能のある語り手の一人と言われる。1912年カレル大学入学、ドイツ文学を修めるも、第一次大戦勃発で従軍。1915年ロシア軍に捕らえられ捕虜収容所を転々とし、ロシア語ならびに当時の現代ロシア文学を学ぶ。1921年帰還。1929年プラハのドイツ語新聞「プラーグ報知」の主筆。1939-40年ゲシュタポによりベルリンで投獄、1946-49年ブルガリア大使を務めた。その生涯において数多くの作品を書いたが、本邦ではこれまで全く知られてこなかった。
主な作品に『パレチェクの微笑み』(1946)、『パレチェクの涙』(1948)、歴史物語三部作『スキタイの騎士』(1941)、『プラハ夜想曲』(1943)、『カールシュタイン城夜話』(1944/邦訳:風濤社、2013)など。本書『スキタイの騎士』1958年版は、1941年版『スキタイの騎士』(絶筆にされなかった作品11篇)と『プラハ夜想曲』を合わせたもの。

山口 巖 やまぐち・いわお
1934年生まれ。専門はロシア言語学。1992年京都大学大学院人間・環境学研究科(文化環境言語基礎論講座)教授、1998年鳥取大学教育学部教授、2003年鳥取環境大学教授。2005年同退職。京都大学、鳥取環境大学各名誉教授。
主な著訳書『ロシア原初年代記』(共訳、名古屋大学出版会、1982)、『ロシア中世文法史』(名古屋大学出版会、1991)、『類型学序説─ロシア・ソヴェト言語研究の貢献』(京都大学学術出版会、1995)、『パロールの復権─ロシア・フォルマリズムからプラーグ構造主義美学へ』(ゆまに書房、1999)、クプカ『カールシュタイン城夜話』(風濤社、2013)など。


【著者関連本】
フランティシェク・クプカ(著)/山口巖(訳・解説)『カールシュタイン城夜話』
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社