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A5判上製
40ページ
2014年11月発行
本体2,000円
ISBN978-4-89219-386-6


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空虚人と苦薔薇の物語
ルネ・ドーマル(著)/巖谷國士(訳)/建石修志(画)

双生児の少年モーとホー、高山の頂にある
大いなる智慧を与えるという伝説の苦薔薇を探しに……

熱狂的ファンの多い、ルネ・ドーマル『類推の山』。
小説中に高山の伝説として語られる、
話中話「空虚人と苦薔薇の物語」を抜き出し
幻想画家・建石修志の挿画を得て一冊にした、瀟洒なビジュアルブック!

「遠い昔の学生時代に原語で読んで、もっとも感銘をうけた書物のひとつである。私は20代の前半に、この本の試訳を部分的にはじめていた。すこぶる単純かつ透明でありながら謎めいていて、神話とも寓話とも感じられるこの架空の伝説を、私は一種のメルヘンに見立て、御伽話の語り文体で訳すことにした」(巖谷國士「あとがき」)

【巖谷國士氏★トーク&サイン会】
★ドーマル『空虚人と苦薔薇の物語』(風濤社)刊行記念~『類推の山』の話中話、世にも不思議な物語~
2014年11月25日(火) 19時~(開場18時30分)
東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール
参加費800円(要予約・ドリンク付き))

【建石修志 展覧会】
★「建石修志展 眠れ、みんな眠れ!」青木画廊/2014.11/08(土)~11/21(金)
★「『空虚人と苦薔薇の物語』刊行記念~建石修志・挿画展」青木画廊/2014.12/08(月)~12/20(土)


ルネ・ドーマル(René Daumal)1908-44
フランスの詩人・作家・インド学者。両大戦間のパリで前衛グループ〈大いなる賭け〉を創立。シュルレアリスムに共感しながら運動には加わらず、独自の詩的・形而上的探究をつらぬいた。結核により36歳で早世。詩集『反=天空』(1936)、小説『大いなる酒宴』(1936/谷口亜沙子訳、風濤社、2013)などがあるが、代表作は本書の物語をふくむ未完の小説『類推の山』(1952/巖谷國士訳、河出文庫、1996)である。

巖谷國士(いわや・くにお)
1943年東京都生まれ。東京大学仏文科卒、同大学院修了。学生時代に瀧口修造や澁澤龍彥と出会い、シュルレアリスムの研究と実践を開始。仏文学者・評論家・旅行家・メルヘン作家、明治学院大学名誉教授。主な著訳書に『シュルレアリスムとは何か』『ヨーロッパの不思議な町』(筑摩書房)、『封印された星』『〈遊ぶ〉シュルレアリスム』『森と芸術』(平凡社)、『幻想植物園』(PHP研究所)、ブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』『ナジャ』(岩波文庫)、ドーマル『類推の山』(河出文庫)、『スコープ少年の不思議な旅』(風濤社)など。

建石修志(たていし・しゅうじ)
1949年東京都生まれ。東京藝術大学工芸科VD専攻卒。卒業後作家中井英夫との仕事をはじめ、内外の幻想文学の装丁、挿画を数多く手がける。鉛筆、混合技法、ボックスコラージュ作品等個展、企画展の出品多数。画集に『凍結するアリスたちの日々に』(深夜叢書社)、『変形譚』(沖積舎)、『標本箱の少年』(ペヨトル工房)、『Leaf/Poetry』(青木画廊)、絵本に『もりでみつけたおともだち』(偕成社)、『月』『浮揚譚』(パロル舎)、『幸福の王子』(バジリコ)、技法書に『鉛筆で描く』(美術出版社)など。

【関連書籍】
ルネ・ドーマル『大いなる酒宴』
巖谷國士・桑原弘明『スコープ少年の不思議な旅』
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社