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四六判並製
436ページ
2017年7月発行
本体2,500円
ISBN978-4-89219-434-4


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ファントマ
ピエール・スヴェストル、マルセル・アラン(著)/赤塚敬子(訳)

二〇世紀初頭パリ……神出鬼没の百面相。
変装の名手ファントマの真の姿を見たものはいない!
すべての極悪犯罪にファントマの影を感じ、敏腕ジューヴ警部が追う――。
物語は常識を軽く越え、夢幻的な雰囲気すら漂う犯罪の一大博覧会と化す。

バットマンをはじめ、すべての仮面の悪党の元祖アイコン!
1910年代にフランスを熱狂させた32巻まで続いたベストセラー大衆小説。
ファントマデビュー作をここに完訳。
ファントマを偏愛する横尾忠則氏装幀。

【目次】
第1章 犯罪の天才
第2章 悲劇の夜明け
第3章 犯人を探せ
第4章 ちがう! 僕は狂っていない!
第5章 私を捕まえるんだ!
第6章 ファントマ、それは死のしるし
第7章 パリ警視庁公安警察
第8章 恐るべき告白
第9章 すべては名誉のために!
第10章 ソーニャ大公妃の入浴
第11章 司法官と警察官
第12章 拳固一発
第13章 テレーズの将来
第14章 ジャンヌ嬢
第15章 狂女のたくらみ
第16章 中央市場の運搬夫たちの間で
第17章 酒場〈聖アントワーヌの豚〉にて
第18章 拘留者と証人
第19章 ジェローム・ファンドール
第20章 一杯の紅茶
第21章 ベルサム卿殺しの犯人
第22章 証拠資料
第23章 客船〈ランカスター号〉爆発
第24章 監獄のなかで
第25章 予期せぬ共犯者
第26章 奇妙な犯罪
第27章 驚くべき三つの事件
第28章 重罪裁判所
第29章 評決
第30章 楽屋にて
第31章 逢い引き
第32章 恐るべき裏切り
第33章 死刑台の上で

訳者解説「ファントマの世界」
訳者あとがき

ピエール・スヴェストル Pierre Souvestre(1874-1914)
フランスのジャーナリスト、小説家。弁護士資格を持つも早くに文筆家に転じ、イギリスへの遊学経験を生かして自動車産業とモータースポーツの分野における草分け的ジャーナリストとして活躍。大著『自動車の歴史』(1907)の執筆、自動車業界誌の立ち上げ、各種モータースポーツ大会の開催等に尽力。社交界の士でもあった。秘書として雇ったアランとファントマ・シリーズのほか数作を共作する。1914年スペイン風邪で早逝。

マルセル・アラン Marcel Allain(1885-1969)
フランスのジャーナリスト、小説家。代訴士見習いとして法曹界を目指すがジャーナリストに転じる。スヴェストルの秘書兼ゴーストライターとして文筆活動を開始し、彼の共作者となる。スヴェストルの死後は単独で新聞、雑誌等の記事、小説を多数執筆。ファントマ・シリーズの続編や、『チグリス』、『ファタラ』、『ミス・テリア』、『マダム・サタン』などの大衆小説シリーズで人気を博した。生涯で著作は400作あまりにのぼる。

赤塚敬子(あかつか・たかこ)
1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。著書に『ファントマ――悪党的想像力』(風濤社)。

【関連書籍】
赤塚敬子『ファントマ――悪党的想像力』(風濤社)
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社