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四六判上製
336ページ
2013年3月発行
本体2,800円
ISBN978-4-89219-363-7

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カールシュタイン城夜話
フランティシェク・クプカ 著/山口巖 訳・解説

チェコの英雄──神聖ローマ帝国皇帝カレル四世!
1371年中世プラハ。毒を盛られ一命を取り留めた王はカールシュタイン城で養生していた。皇帝の無聊を慰めるは三人の側近。男集まれば女性のこと、或いは騎士道、聖女、悪魔、黒死病……聖霊降臨祭までの一週間に21の物語が語られる──。
ナチス・ドイツ占領下の1944年に保護領の検閲官の裏をかいて刊行。本書で描かれた華やかなチェコの栄光、絢爛さ、カレルの偉大さは、抑圧下の人々に勇気をあたえ、彼らに誇りを取り戻させた。本邦初紹介作家クプカの歴史物語小説。チェコ版『千夜一夜物語』!

☆朝日新聞書評欄掲載!(評者・松永美穂氏/2013.3.31) たちまち三刷!

フランティシェク・クプカ/Frantisek Kubka 1894-1961
1894年プラハ生まれ。散文作家、詩人、劇作家、文学史家、翻訳家であり、かつチェコで最も才能のある語り手の一人と言われる。1912年カレル大学入学、ドイツ文学を修めるも、第一次大戦勃発で従軍。1915年ロシア軍に捕らえられ捕虜収容所を転々とし、ロシア語ならびに当時の現代ロシア文学を学ぶ。1921年帰還。1929年プラハのドイツ語新聞「プラーグ報知」の主筆。1939-40年ゲシュタポによりベルリンで投獄、1946-49年ブルガリア大使を務めた。その生涯において数多くの作品を書いたが、本邦ではこれまで全く知られてこなかった。主な作品に『パレチェクの微笑み』(1946)、『パレチェクの涙』(1948)、歴史物語三部作『スキタイの騎士』(1941)、『プラハ夜想曲』(1943)、『カールシュタイン城夜話』(1944)など。

山口 巖 やまぐち・いわお
1934年生まれ。専門はロシア言語学。1992年京都大学大学院人間・環境学研究科(文化環境言語基礎論講座)教授、1998年鳥取大学教育学部教授、2003年鳥取環境大学教授。2005年同退職。京都大学、鳥取環境大学各名誉教授。主な著訳書『ロシア原初年代記』(共訳、名古屋大学出版会、1982)、『ロシア中世文法史』(名古屋大学出版会、1991)、『類型学序説─ロシア・ソヴェト言語研究の貢献』(京都大学学術出版会、1995)、『パロールの復権─ロシア・フォルマリズムからプラーグ構造主義美学へ』(ゆまに書房、1999)など。


【著者関連本】
フランティシェク・クプカ(著)/山口巖(訳・解説)『スキタイの騎士』
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社