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四六判上製
384ページ
2014 年1月発行
本体3,800円
ISBN978-4-89219-376-7


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なついた羚羊
バーバラ・ピム(著)/井伊順彦(訳・解説)

淡々と一日が流れゆく世界の、村人たちそれぞれの微妙な心の揺れ
読後感はまるで良質な映画のよう——
20世紀のジェイン・オースティンと謳われる女性作家
長篇デビュー作! 本邦初訳

イギリスのある穏やかな村に暮らすビード姉妹。ともに50代で独身。姉べリンダはしっかりものながら内気で、地元大執事の妻帯者ヘンリーに30年来の恋心を抱く。妹ハリエットは歴代の若手副牧師の世話を焼き、異性との微妙な関係を楽しんでいた。そこへ新任の副牧師が赴任してきて……。第一次世界大戦後の英国中流生活の雰囲気を伝える傑作小説!

〈20世紀英国モダニズム小説集成〉シリーズ 第一弾!

★産経新聞 書評欄にて紹介されました!(3月2日)

バーバラ・ピム/Barbara Pym 1913-1980
1913年イングランド・オスウェストリー生まれ。第二次世界大戦時は英国海軍婦人部隊としてナポリへ。1945-47年ロンドンの「国際アフリカ研究所」で機関誌『アフリカ』の編集を任される。
1950年本書『なついた羚羊』で作家デビュー。1952年『よくできた女』で評価を定め、上層中流の人情の機微を巧みに描いたことで「20世紀のジェイン・オースティン」と呼ばれる。
1960年代以降出版社に刊行を拒否され不遇のときを過ごすも、1977年TLS紙上のアンケート「20世紀で最も過小評価されている作家」で脚光を浴び、奇跡の復活。
生涯独身をつらぬき、晩年は同じく独身の妹とオックスフォードシャーの村で過ごした。1980年肺癌で逝去、享年66歳。没後再評価の気運も高い。邦訳『秋の四重奏』『よくできた女』(ともにみすず書房)。

井伊順彦(いい・のぶひこ)
東京生まれ。早稲田大学大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者。訳書として、ジョイス・キャロル・オーツ『フォックスファイア』(DHC)および『生ける屍』(扶桑社)、G.K.チェスタトン『知りすぎた男 ホーン・フィッシャーの事件簿』および『法螺吹き友の会』(ともに論創社)、オルダス・ハクスリー『二、三のグレース オルダス・ハクスリー中・短篇集』(風濤社)などがある。
英国バーバラ・ピム協会、英国トマス・ハーディ協会、英国ジョウゼフ・コンラッド協会各会員。
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社