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A4変上製
32ページ
2018年4月発行
本体1,500円
ISBN978-4-89219-447-4


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アヤンダ──おおきくなりたくなかった おんなのこ
ヴェロニク・タジョ(文)/ベルトラン・デュボワ(絵)/村田はるせ(訳)

【アフリカの絵本】

戦争なんて だいきらい!
おとうさんをなくした かなしみに
おおきくならないことを きめたアヤンダ。
コートジボワールの女性作家ヴェロニク・タジョによるアフリカの絵本

アヤンダが大好きだったおとうさんは戦争にいったままもどってきませんでした。
おとなが信じられなくなったアヤンダは成長することをやめてしまいます。
まわりの女のこたちがおおきくなっていくのに、ちいさなままです。
おかあさんが病気になると、家族をたすけるために少しだけおおきくなってみました。
ある日、村に強盗たちがやってくると、こんどは家よりもおおきくなって……。
アフリカの戦争を憂い描かれた、ノンフィクションではなくファンタジーの力で、
子どもたちに閉ざされた心をときほぐし、いまを生きることを伝える絵本。

「大切なだれかをなくしたとき、その人の心がいやされ、
ふたたび社会のなかで生きられるようになるにはいくつかの段階を経る必要があると、
この絵本で描きたかったのです」(ヴェロニク・タジョ)

ヴェロニク・タジョ(Véronique Tadjo)
1955年にフランスで生まれ、父の国アフリカ・コートジボワールで育つ。1980年代から詩や小説を発表するとともに、アフリカの子どもたちのための絵本や物語集を手がけ、アフリカ児童文学の発展にもっとも貢献した作家のひとり。
絵本『マミ・ワタとかいぶつ』(1993)は「20世紀アフリカの本ベスト100冊」に選ばれた。2005年小説『女王ポクー』で「ブラック・アフリカ文学大賞」受賞。本書『アヤンダ』はイタリアの昔話のジャンニ・ロダーリ『ティナリナ』から着想し、2007年にフランスで出版され、2009年コートジボワール版、2010年南アフリカ版(英語)が、それぞれ挿絵を変えて刊行されている。イギリスとコートジボワールを拠点に執筆。

ベルトラン・デュボワ(Bertrand Dubois)
1972年フランス・パリ近郊生まれ。グラフィック・アートを学ぶ。20冊ほどの絵本の挿絵のほか、デザイナーとして企業広告、『ルモンド』紙のイラストなども手がける。2007年挿絵のひとりとして参加した『よその土地から来た親、ここで生まれた子ども──離村・移民の歴史と記憶』がフランスの「ソルシエール賞」受賞。パリを拠点に活動。

村田はるせ(むらた・はるせ)
東京外国語大学地域文化研究科博士後期課程修了。アフリカ文学研究者。西アフリカのフランス語を公用語とする国々の絵本を紹介する展示「アフリカの絵本ってどんなの?」を全国で展開している。アフリカについて学ぶ「クスクス読書会」主宰。著書に『アフリカ学事典』(共著、昭和堂、2015)。

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