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四六判上製
288ページ+カラー口絵16ページ
2016年10月発行
本体2,800円
ISBN978-4-89219-423-8


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自画像シラップの塔
宇津宮 功(著)

若き日にサム・フランシスのアトリエで仕事
アヴァンギャルドグループ〈コブラ〉に連なる
パリで活躍半世紀、アール・ブリュットの画家

シラップとはPARISを逆さ言葉にしたSIRAPで日記帳のこと。
パリ郊外マルヌ川に聳え立つ狂気をはらんだ像〈シラップの塔〉の絵画化を求めて
悪戦苦闘するそのさまを日記形式で綴る、制作のドキュメントあるいは日常エッセイ。

「シラップ総体図は人型を帯びる。人間の限界は人に取り付いた形態にあり、苦悩の原点はここにありながら、その実態を把握できない。吐き出される言葉、隠されたひとかけらの狭間から、忘れられた残り香から一つ二つと数を増せば見えてくるもの、知覚されるものなどが集まって大きく膨れあがり、バベルの塔ならぬ〈シラップの塔〉が天空深く侵入、水中高く聳えることもあり得よう」

宇津宮 功(うつみや・いさお)
1945年盛岡生まれ。1967年武蔵野美術大学卒業後、22歳で渡仏。サム・フランシスのアトリエで制作するなどし、アヴァンギャルド集団〈コブラ・グループ〉に接近。アール・ブリュットやプリミティブ・アートなどに比されるが、無意識下を源泉とし、色鮮やかな色彩と大ぶりな人間の形態に境地を開く。1971年ベルギー・オステンド市美術館ビエンナーレ〈ヨーロッパ賞〉銀賞受賞でヨーロッパ画壇デビュー、国内外の個展・グループ展多数。スペイン寄りの小村フィトゥー村とパリ近郊ヴィリエのアトリエを往復しながら制作。在仏49年。著書に『パリの絵描きの夢舞台』(未知谷)がある。

【主な個展・グループ展】
・1971年オステンド市美術館ビエンナーレ〈ヨーロッパ賞〉銀賞受賞(ベルギー)
・1972年アトリエ画廊個展(オステンド、ベルギー)
「ヨーロッパの日本人作家」展(京都・東京両国立近代美術館)
・1974年アルカンヌ画廊個展(ブリュッセル、ベルギー)
・1976年クロード・ジョンゲン画廊個展(ブリュッセル、ベルギー)
・1978年リヴ・ゴーシュ画廊個展(パリ)
・1979年第11回国際絵画フェスティヴァル日本代表(カーニュ=シュル=メール、フランス)
・1980年舞踏文化センター画廊個展(パリ)/ローユ・ドゥ・ブッフ画廊個展(パリ)
・1981年フォンダション・ヴィトリー賞受賞(ヴィトリー、フランス)
・1982年ヴィトリー市民ギャラリー個展(ヴィトリー、フランス)
・1983年ガイゲェー画廊個展(コルンヴェストハイム、ドイツ)
・1984年FIAC・絵画国際見本市(グラン・パレ、パリ)
・1985年「岩手県優秀美術選奨受賞作家展」萬鉄五郎記念館(岩手)
・1987年コディラック画廊個展(ボルドー、フランス)
・1988年パリ日本大使館個展(パリ)/ルーアン市現代美術センター個展(フランス)
・1992年ローユ・ドゥ・ブッフ画廊個展(パリ)/岩手の現代作家「宇津宮功展」萬鉄五郎記念美術館(岩手)
・1993年「ガラス絵展」浜松市美術館(浜松)/SAGA国際見本市「絵皿展」レオフォール・オプノ画廊(パリ)
・1998年「宇津宮功 渡仏30年記念展」福岡市美術館(福岡)
・1999年久慈市文化会館壁画3×7 m(岩手)
・2000年第32回国際絵画ファスティヴァル「日本現代視覚展」カーニュ=シュル=メール美術館(フランス)
・2002年ジャン・デュビュッフェへのオマージュ展「羅針盤のない旅行者展」ポンピドゥー・センター(パリ)
・2003年第6回イル・ド・フランス美術フォーラム「野生の欲望」ボリス・ヴィアン文化センター(ウリス、フランス)
・2004年エレファン・ブラン画廊個展(パリ)
・2007年「渡仏40年―パリで紡がれる神話世界 宇津宮功展」岩手町立石神の丘美術館(岩手)
・2008年九州日仏学館個展(福岡)/シュレイパー画廊個展(ブリュッセル、ベルギー)
・2010年「宇津宮功の世界」展、岩手県立美術館(盛岡)/グラン・エターナ画廊個展(パリ)
・2013年平泉国際交流展(盛岡)/メゾン・デザール・バージュ個展(フランス)
・2014年「宇津宮功展―非・場 舞態」もりおか啄木・賢治青春館個展(盛岡)
フィトー・シャペル個展(フランス)
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