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四六判上製
456ページ
2016年5月発行
本体4,200円
ISBN978-4-89219-411-5


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映画監督小津安二郎の軌跡ーー芸術家として、認識者として
竹林 出(著)

小津安二郎を芸術家と捉え、その認識の深まり、哲学的認識の成長を追う。 これまでの評論と一線を画す小津論。

【目次】
はじめに

第I部 小津映画の主題と背景
第1章 小津安二郎と小津映画
1 小津映画の区分
2 小津映画に対する批評
3 小津の時代の歴史的背景
4 小津の前半生
5 小津の性格と生活

第2章 小津安二郎と小説家
1 夏目漱石
2 大正時代の作家
(1)永井荷風(2)志賀直哉(3)里見弴(4)谷崎潤一郎(5)芥川龍之介

第3章 日本映画と溝口、小津、成瀬
1 日本映画の成り立ち
2 小市民映画
3 小津をめぐる映画監督
(1)溝口健二(2)成瀬巳喜男(3)その他の監督(4)外国の監督たち

第4章 小津安二郎の論理と技法
1 小津の論理と映画観
2 小津の撮影技術
3 小津のその他の特色

第II部 小津映画各論

第1章 〈戦前期〉前半
1 初期作品について
2 〈戦前期〉の小津映画の流れ
3 実験的映画『その夜の妻』とルビッチ的視線
4 小津映画の最初のピーク
(1)『淑女と髯』(2)『東京の合唱』(3)『生れてはみたけれど』

第2章 〈戦前期〉後半
1 岡田嘉子または悪女の登場
(1)『また逢ふ日まで』(2)『東京の女』
2 喜八ものと下町と小津安二郎の危機
(1)『出来ごころ』(2)『浮草物語』(3)『東京の宿』
3 〈戦前期〉後半の小津映画のピーク『一人息子』

第3章 〈戦中期〉
1 山の手映画『淑女は何を忘れたか』
2 小津の戦争体験
3 私小説的映画『戸田家の兄妹』
4 〈戦中期〉の傑作『父ありき』

第4章 〈戦後期〉前半
1 意味深長な『長屋紳士録』
2 小津安二郎の戦争映画『風の中の牝雞』と紀子三部作
(1)『風の中の牝雞』(2)紀子三部作『晩春』(3)紀子三部作『麦秋』(4)紀子三部作『東京物語』
3 〈戦後期〉前半の傍系映画
(1)『宗方姉妹』(2)『お茶漬の味』
4 〈戦後期〉のサラリーマンもの『早春』
5 志賀的映画『東京暮色』

第5章 〈戦後期〉後半
1 意識を撮る『彼岸花』
2 〈戦後期〉後半の傍系映画
(1)『お早よう』(2)『浮草』
3 『秋日和』と松竹ヌーベルバーグ
4 父の道楽と死をめぐり意識が交錯する『小早川家の秋』
5 究極の傑作『秋刀魚の味』
6 最後の小津

あとがき
小津安二郎監督作品一覧/参考文献

竹林 出(たけばやし・いづる)
1954年生まれ、1972年明治大学卒業。会社員時代は主として経理関係の業務に携わる。2010年に退職。趣味は、古い映画を見ること、日本及び英国の近代小説、パソコンなど。
ブルンミとアンニパンニキップコップ絵本・地獄シュタイナーシュルレアリスムの本棚風濤社